ADB ・アジア開発銀行の黒田総裁は9日、ウィーンで開かれたアジア欧州会議財務相会合で「アジア経済は今年、依然として、急速な成長を維持するものの、いくつかの大きなリスクに直面している」と強調しました。
黒田総裁は「アジア諸国は次の四つのリスクに直面している。まず、鳥インフルエンザの感染が拡大されること。第二は、国際市場の原油価格が絶えず上昇することだ。第三は、主な経済体の長期利息の上昇が速いこと。第四は、世界における主な経済体の構造上のアンバランスによって、各国経済が脅かされることの4つのリスクだ」とした上、「各国が政策の協調を強化し、適切な対応策をとれば、アジア経済の見通しが明るいものだ。日本を除いて、中国や韓国、ASEAN ・東南アジア諸国連合10カ国の今年の平均成長率は7.6%に達する見込みだ」と述べました。
|