桜が咲き乱れる4月上旬、創価大学中国研究会は、第28回「周桜」観桜会を「周桜」の前で開きました。これには、中国大使館の方々、中国のマスコミ関係者、創価大学で研修中の中国の交換教師、それに創価大学の責任者と教師、創価大学研究会のメンバー、及びその他の方々約300人余が出席しました。
1968年9月8日、創価大学創立者池田大作先生が発表した「日中国交正常化提言」により、当時の青年たちが真の日中友好の必要性を語り合い、有志を集って積極的に中国問題に取り組もうと決意しました。ここから、創価大学「中国研究会」は創立されました。この「中国研究会」は100人を超える会員を擁し、中国関係の様々な活動を展開していますが、毎年4月頃に行うこの観桜会と11月頃に開催する中国語弁論大会はその活動の一部となっています。
観桜会で挨拶に立った中国研究会の片岡優希部長は「周桜?その淵源は、創価大学創立者・池田大作先生と中国の周恩来総理の一期一会の出会いにあります。池田先生は、周総理との日中友好の誓いを周桜に託し、日中の学生と共に植樹されました」と述べ、さらに「創立者は言われました。中国は日本にとって、文化大恩の国であります。中国を心から敬愛し、大切にし、その恩義に報いていくところに日本の正しき軌道があると。今一度、この原点に立ち返り、隣国であり、古くから文化的恩恵を受けてきた中国との友好をさらに深めていく必要があります」と挨拶しました。
片岡中国研究会部長はまた、「日中関係といえども、人と人の関係です。それゆえ一人一人の心の変革の積み重ねるこそが、平和への希望の光です。中でも青年の日中友好にかける情熱と勇気の行動こそ、日本と中国の友好の要です。それによってこそ、アジアの平和、世界平和へ拡大してゆくことができると信じる」と話しました。
片岡部長はさらに「植樹30周年を経て、周桜は今、堂々と咲き誇り、来る春ごとに万輪の花を爛漫と咲かせていく大樹となりました。近年、日中間に様々な問題がありますが、池田先生のと周恩来総理との間で交わされていた硬いお約束を何とかしても継承し、周桜のように日中友好の花を爛漫と咲かせていくよう、この人生を生きていきたいと念願する」と語りました。
観桜会では、学生による合唱、沖縄舞踊や滝山太鼓などが披露され、喝采を浴びました。このほか、学生による茶道も披露され大変好評を受けました。
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