日本のメディアは29日、日本の大島賢三(おおしま けんぞう)国連大使は、日本が国連安全保障理事会の拡大を目指す日本独自の決議案の提出を見送る方針を示したと報道しました。
大島賢三国連大使は27日、国連本部でドイツ、インド、ブラジルの3カ国の国連大使との会談で述べたものです。これについて、大島国連大使は、「日本がこの決定を下したのはアメリカの支持を得られなかったからだ」と説明しました。
去年、日本は、ドイツ、ブラジル、インドの4カ国(G4)は共同で、国連安保理常任理事国入りを目指していたが、その提出した決議案は国連の3分の2のメンバー国の支持を得られず廃案になりました。その後、アメリカの支持を得るため、日本は「G4」から離れ、今年の1月日本独自の決議案を打ち出したものです。
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