インドネシア国民協議会のヒダヤト議長は27日、ジャカルタで、訪問中の中国全国政治協商会議の賈慶林議長と会談を行いました。その際、双方は両国関係や共に関心を寄せる問題について突っ込んだ意見交換をした上で、両国の戦略的協力パートナーシップの推進で合意に達しました。当日、インドネシア地方代表議会のギナンジャール議長も賈慶林議長と会見しました。

　賈慶林議長は会談の席上、「中国とインドネシアは古くから友好的な隣国同士である。去年、胡錦涛国家主席とユドヨノ大統領は両国の戦略的パートナーシップの確立を宣言した。中国は、インドネシアと共に両国首脳が合意した重要な共通認識を着実に実施し、互恵協力を拡大し、両国の戦略的パートナーシップを一段と推し進めていきたい」と述べました。

　これに対して、インドネシア側の指導者らは「発展途上国として、インドネシアと中国が交流を強化することは、両国の根本的利益に合致し、地域の平和と発展にプラスとなる。インドネシアは、中国とハイレベルな往来を保ち、経済や貿易における協力を拡大していきたい」と語りました。