ベトナムのチャン・ドク・ルオン国家主席は21日、ハノイで、ベトナムを訪問中の中国人民政治協商会議の賈慶林議長と会談しました。双方は、「両国関係の発展を一段と推し進めていきたい」と一致して表明しました。
チャン・ドク・ルオン国家主席は会談の中で、「中国はベトナムの隣国であり最大の市場でもある。中国が改革開放におけるいろいろな問題を適切に処理した経験はベトナムの参考になる。ベトナムは両国の伝統的な友好関係を強化し、両党および両国関係の発展を推進していきたい。一つの中国の原則を堅持し、いかなる『台湾独立』の活動にも反対するベトナムの立場は変わりはない」と述べました。
これに対して、賈慶林議長は、一つの中国の政策を堅持するベトナムの立場を高く評価しました。また賈慶林議長は、両国関係発展のため、ハイレベルな相互訪問を継続すること。経済貿易協力を一層推し進めること。外交、安全保障などの面での協力を強化し、青少年の友好交流を拡大すること。国境の画定や北部湾の石油・天然ガスの採掘と漁業の協力、それに南中国海における共同開発を推進するという4つの提案を示しました。
|