安保理第1559号決議の実施を担当しているラーセン国連特使は25日ベイルートで、「レバノンとシリア両国が正常な国交関係を確立することと国境線を画定することが、現在の両国間の危機を解決する鍵となる問題である」と指摘しました。
これはラーセン特使が当日レバノンのセニョーラ首相と会談した後の記者会見で述べたもので、ラーセン特使はその中で、「この二つのことはレバノン国内で一致した賛同と有力な支持を得るだけでなく、この地域にある国々の政治指導者の全面的な支持も獲得できると信じている」と述べました。
サバア農場の主権問題について、ラーセン特使は「もし、両国がそれをレバノンの領土として認め、地図上でも確かめれば、国連はそれを認める。国境線を画定することは国連の責任ではなく、レバノンとシリア両国のことである」と語っています。
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