モロッコを訪問中の欧州委員会の対外関係担当委員ワルドナー女史は22日、「密入国取締りには地域的協力、特に不法移民の関連国間の交流と協調を強化する必要がある」と述べました。
ワルドナー委員は当日、モロッコの首都ラバトで開催された記者会見で、「密入国を根絶するには、関連各国は国境管理などの面での協力に力を尽くさなければならない。不法移民を厳しく取締ると同時に、合法の移民を奨励しなければならない。ヨーロッパ諸国は合法移民のために就業チャンスを提供すべきであり、移民たちも地元の社会に融合するのに努力しなければならない」と強調しました。
また、ワルドナー委員は、「今年7月にモロッコで開催する予定のヨーロッパ・アフリカ移民問題閣僚級会議は関連各国が密入国に対応することで踏み出した第一歩であり、EUは今回会議の成功を期待している」と語りました。
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