東風ホンダの乗用車第1号「シビック」(中国名:思域)が20日、全国に先駆け北京市で初お目見えし、購入予約受付がスタートした。来月22日から全国で発売される。同社の尾崎満総経理(社長)は「今後北京地区で車載診断システム(OnーBoardDiagnostics、OBD)を搭載したシビック北京バージョンを発売する予定。価格は標準タイプより高くなる見込み」と話す。人民日報系の北京紙「京華時報」が伝えた。
北京市は2006年以降にラインオフする自動車にOBDシステムの搭載を義務づけているが、東風ホンダ関係者によると、同社は昨年末に環境保護部門の検査に合格したことから、OBDシステム搭載の延期が可能になった。このためシビックは今年発売の新型車でありながら、年内は同システム未搭載のまま北京で販売することが可能だ。ディーラーによると、北京バージョンはシビックの最高級モデルであることから、OBDシステムだけでなく、全地球測位システム(GPS)などのオプションもつくという。
国産シビックは昨年発売された第8代北米産シビックを継ぐもので、中国市場向けにいくつかの改良が加えられた。
「人民網日本語版」
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