ベラルーシ現任のルカシェンコ大統領は、20日、大統領に再選された後の記者会見で、ベラルーシは世界で多元的かつ平和的な外交政策を引き続き堅持すると発表しました。
ルカシェンコ大統領は、その際、「ベラルーシは、文明的な方式で国家の独立と民族の利益を保護する。ベラルーシとロシアの連盟を更に推進することはベラルーシの戦略的任務だ。ベラルーシは、アメリカとEUを含む世界各国と平等な政治対話を行いたい」と指摘しました。
この日の夜、千人あまりの抗議者は首都ミンスクで、抗議活動を行い、19日に行われた大統領選挙には不正行為があって、大統領選挙を再び行うよう要求しました。
今回の選挙結果に対して、ロシアとアメリカは、まったく正反対の態度を示しています。ロシア外務省はこの日、声明を発表し、「ベラルーシ大統領選挙の結果と方法の合法性には疑いがない。プーチン大統領はルカシェンコ大統領に祝電を送った」と述べました。一方、アメリカ・ホワイトホウスのマクレラン報道官は、「アメリカは今回の大統領選に恐喝と詐欺などの行為があったため、ルカシェンコ大統領再任の結果を受け入れられない。ベラルーシ関係方面が選挙を再び行うという要求を支持する」と語りました。
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