欧州委員会は16日、ブリュッセルで「各加盟国の代表からなる133委員会は、中国とベトナムからの輸入皮靴に対して、臨時的な反ダンピング税を課すことに同意した。欧州委員会は来週、この問題について正式な決定を行う」と述べました。

　欧州委員会はその声明で、この問題について加盟国間には大きな意見の食い違いが存在し、スウェーデン、オランダなどの国はこれに反対していることを認めています。　

　スウェーデンの大多数の輸入企業と小売商社は、EU のこうしたやり方による最終的な被害者は消費者だと指摘しているほか、欧州スポーツ用品業界連合会も「反ダンピング税を課すことにより、不合理な値上げを招くだろう」としています。