マンデルソン欧州委員は23日、「EU・欧州連合が中国、ベトナムからEU諸国に輸入された革靴に対する反ダンピング調査を行った結果に基づき、欧州委員会は4月7日から半年に亘って中国、ベトナム両国が生産した革靴に対して暫定的反ダンピング税を適用することを勧告した」との声明を発表しました。

　マンデルソン委員は、「これからの6ヵ月間に、中国製の革靴の税率は４％から19.4％までに、ベトナム製の革靴税率は４％から16.8%までに引き上げられるが、子供用の革靴とハイテク運動靴が含まれていない」と語りました。

　22日輸入業者と小売業者の利益を代表するヨーロッパ貿易協会とヨーロッパ消費者組織は、共同声明を発表し、欧州委員会の中国、ベトナム製の革靴に対する反ダンピング税を適用することに反対しました。

　この声明は、「EUのこのやり方はEU諸国の生産メーカを援助することができないばかりでなく、靴類の小売価格の上昇を招き、全社会にマイナス影響を与え、ヨーロッパの消費者と小売業者及び輸入業者の利益を損なうだろう」と述べました。