欧州委員会のマンデルソン貿易担当委員は4日、「EU・欧州連合は中国産靴類製品に対し反ダンピング調査を行っているが、まだ結論を得るには至っていない」と述べました。
マンデルソン委員は、中国-EU経済貿易混合委員会会議後の記者会見で、関連企業は中国製靴類製品のダンピング問題で訴訟を起こしたことから、欧州委員会は専門家を派遣し調査を行っている。証拠が確実であると確認されてこそ、対応措置を講じることができる」と強調しました。
中国の薄煕来商務相は、これを受けて、自由貿易という原則を基にこの問題を処理することをEUに期待するとの考えを表明した上で、「中国とEUとの経済協力と貿易関係は非常に広範囲で行われており、靴類の貿易は双方貿易総額の2%しか占めないことから、中国側はこの問題で双方の関係は損なわれないよう希望している」と述べました。
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