ロシア医学科学院、有名な心臓病専門家ボケリア氏は15日ハーグからモスクワに戻った後、「適当な治療を受けたなら、前ユーゴスラビア大統領ミロシェヴィッチ氏は直っていた可能性がある」と述べました。
ロシアのタス通信の報道によりますと、ボケリア氏は「ミロシェヴィッチ氏は軽い心臓血管病にしかかかっておらず、適当な治療を受けたなら、症状が全快していた可能性がある。モスクワで治療を受けていたなら、何年間も健康に生きていただろう」と見ています。
しかし、ボケリア氏はミロシェヴィッチ氏の遺体解剖結果が偽造された可能性は否定し、「ロシアの医学専門家が解剖のビデオを詳細に見たが、如何なる疑問点も見つからなかった。遺体には典型的な中毒症状が現れていないものの、毒物の化学検査はまだ進行中で、検査報告が出て初めて結論を出せる」と語りました。
逝去した前ユーゴスラビア大統領ミロシェヴィッチ氏の遺体は15日午後セルビアモンテネグロの中心都市ベオグラードまで運ばれました。
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