中国人民政治協商会議が13日北京で閉幕しました。11日間に亘って開かれた今回の年次会議では、向こう5年の国民経済と社会発展の計画、つまり「第11次5ヵ年計画」の目標の実現のために奮闘することが打ち出されました。
会議で採択された政治決議は、「農村の生産力をさらに発展させ、農民の増収を促進し、農民の民主的利益を保障し、自主的刷新能力を向上させ、『台湾独立』分裂勢力とその活動に断固反対し、これを抑制し、両岸関係を発展させ、祖国の完全統一を実現するため、力を貢献しなければならない」と強調しています。
全国政協の賈慶林議長は閉幕式を主宰し、また「中国政協は『第11次5ヵ年計画』の実施過程で国の政策や国民の生活に関わる重大な問題をめぐって、積極的に提案とアドバイスを提出し、民衆の利益に関心を払い、民衆の願いと要求を反映すると同時に、政協自身の整備を強化し、民主党派や無党派の人士が役割を果たす方法とルートを探る必要がある」と示しました。
会議が閉会した後、4900件以上の議案は政府部門に渡されることになっています。これらの議案は、民衆が関心を寄せている新農村の建設や自主的創造革新、資源の節約、環境保全、義務教育、就業、医薬衛生、社会保障など多くの分野に及んでおり、政府が関係問題を処理し、関係活動を改善するためにアドバイスを出しました。
この閉幕式には、中国の胡錦涛国家主席、呉邦国全人代常務委員会委員長、温家宝首相らの指導者が出席しました。
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