中国国家環境保護総局の周生賢局長は11日、北京で、1000人近くの環境保護専門家が連続して監視、分析と模擬テストを行った結果、今年の春、中国東北の松花江には二次汚染が発生する可能性がないことを発表しました。ロシア側も、「観測の結果が中国側と一致」と確認しました。
中国全国人民代表大会年次会議の記者会見で、周局長は、「中国政府は、松花江の水汚染事件を重視しており、一連の対応措置を取った」と紹介しました。
去年11月、中国東北の化学工場が爆発したことにより、ベンゼンなど大量の汚染物質が松花江に流入しました。松花江は、中国とロシアの国境河川・黒竜江の支流であることから、この事件は、ロシアから注目されていました。
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