アラブ連盟のムーサ事務局長とアメリカのブッシュ大統領は25日、「イラクの各派は自制を保ち、国内の宗派間がシーア派の聖地アリハディのアスカリ廟爆破事件を原因に起こした暴力衝突をできるだけ早く終らせるよう」それぞれ呼びかけました。
ムーサ事務局長はカイロで声明を発表した際「一部の人がイラク人の間で宗派間の衝突を起こそうとしている。これに対し、イラクの各派は自制を保つ必要がある。すべてのイラク人が同じ立場に立ち、国の団結と領土の保全を守るよう」呼びかけました。
ブッシュ大統領は当日、イラクのラバニ大統領とジャファリ首相ら主な指導者7人と電話会談を行い「さらに措置を講じて、宗派間の暴力衝突を静めることを希望している」と表明しました。これはアリハディのアスカリ廟が襲撃され、さらに宗派間の厳しい暴力衝突が発生して以来、ブッシュ大統領とイラク指導者との初めての電話会談です。
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