中国外交学院の呉健民院長は23日、「中国の台頭は世界にとって脅威ではなく、チャンスである、中国は、全世界と共にその経済成長の成果を分かち合っている」と述べました。
これは、呉健民院長が北京で行われたあるイベントで述べたものです。
呉健民院長は、「ここ数年、中国は世界各国の投資を導入して経済の高度成長を実現させると共に、収めた成果を投資者と共に分かち合っている」と述べた後、「これまでの10年間、アメリカの消費者が中米貿易の中で得た利益は6000億ドルに達した」と述べました。
中国の去年の貿易黒字は、1019億ドルに達し、史上最高を記録しました。そのうち、外資系企業の貿易黒字は全額の83%を占めています。
これを受けて、呉健民院長は、「もし、この部分を除いたら、中国の貿易黒字は大きいとは言えない。中国の経済成長率が約10%を保っているが、中国は依然として発展の初級段階にあり、一人当たりのGDP・国民生産総額は世界で100位以下にランクされている」と述べました。
|