日本の麻生太郎外相はこのほど、公然と日本の侵略歴史や、台湾での植民地支配を美化する言論を発表しました。これを受けて、『台湾民衆抗日史』の著者、中国大陸の学者安然氏は「日本外相の言論はまったく是非を転倒し、黒を白と言いくるめるものだ」と批判しました。
日本の麻生太郎外相は4日、日本が植民地支配下の台湾の義務教育に力を入れたと指摘した上で、「台湾はものすごく教育水準が上がって識字率などが向上したおかげで、今、極めて教育水準が高い国であるがゆえに、今の時代に追いつけている」と述べました。
これを受けて、安然氏は「甲午戦争の後、日本は強行的に台湾を侵略して植民地支配を行っていた。台湾の人々を同化し酷使し、従わせるため、当時の日本政府は下心を持って計画的に一連の教育措置を実施し、台湾の人々に日本文化を教え込み、中華文化を侮辱した。日本の植民地支配者が台湾で行った教育普及は台湾の人々の全体的文化素質の向上を図るものではなく、利用可能な特定の人的資源を育成するためだ。しかも、日本の植民地支配者は台湾の人々にランクをつけ、ニ等、三等公民に分けた」と強調しました。
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