中国財政省は27日発表した報告で、去年、国有企業の年間利潤額が一昨年より25％多い9000億元に達したことを明らかにしました。

　この報告は、「去年、中国政府が取った一連のマクロ調整措置は著しい成果を収め、経済運行での協調性はいっそう強まり、これは国有企業の利潤獲得を促した」としています。

　しかしこの報告は、「長い間の粗放な経済成長様式がもたらした問題はいっそう際立ち、一部業種は生産能力の過剰、需給のアンバランス、コストの向上、価格の下落などの問題にぶつかり、利潤獲得の空間は狭くなってきている」としています。