スイスのダボスで開かれたWEF・世界経済フォーラム2006年年次総会に出席した、フランスのティエリー・ブレトン経済財政産業大臣は25日、「今、中国の経済発展は世界から注目され、世界経済において、中国は欠かせない存在である」との見解を示しました。
当日、記者のインタビューに答え、ブレトン氏は、フランスへの中国企業の投資を歓迎し、今年の中国企業による直接投資の増加に自信を示しました。また、中国の工業や科学技術など関係業界との協力を期待しています。
人民元為替レートについて、ブレトン氏は、中国による人民元為替レートの改革に賞賛の意を示し、それをめぐって中国政府と引き続き相談する意向を表明しました。また、「中国は、自分の歩調にあわせて人民元為替レートを調整する権利がある。G7・先進7カ国財務相・中央銀行総裁会議加盟国を含む各関連国家は、中国の政策を尊重し、圧力を加えてはいけない」と強調しました。
さらに、ブレトン氏は、この2カ月以内、中国訪問を達成すると発表しました。
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