日本政府は20日、輸入したアメリカ産牛肉の中に日本が除去を義務付けている脊柱が混入してたことに対し、アメリカ産牛肉の輸入の再度の全面的停止を決めました。
報道によりますと、20日アメリカから輸入された牛肉41箱のうち、3箱の牛肉には脊柱が混入していたことが成田空港での検疫で見つかったものです。これまで脳や脊柱などの特定危険部位にはBSEの病原体が蓄積しやすいとして、日本政府は輸入牛肉ではこれら部分を除去することを要求していたものです。
日本の中川昭一農林水産相は20日の記者会見で、「輸入プロセスの重大な違反だ」としてアメリカに米国に厳重に申し入れを行いました。
これについてアメリカのジョハンズ農務長官は、このことを認めた上でアメリカ政府がこれに関する調査に着手し始めたと表明しました。
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