ロシアのラブロフ外相は19日、「まもなく開かれるIAEA・国際原子力機関の理事会緊急会議で、ロシアはIAEAが下すイラン核問題の評価をガイドラインにする」と明らかにしました。
これについて、ラブロフ外相は、当面最大の課題は、イランの核拡散防止条約の違反防止に努めることであるとした上で、「イラン核問題の解決は、国際社会の利益を損なわないことと、核拡散防止条約の原則を踏まえるべきである。この意味で、IAEAによる専門的な評価は重大な意義を持っている」と強調しました。
別の報道によりますと、シリアのバッシャール大統領は、この日、シリア訪問中のイランのアフマディネジャド大統領との共同記者会見で、「イランが平和目的で核技術を獲得する権利を、シリアは支持する」と述べました。
アメリカのライス国務長官は19日、イラン核問題を1日も早く国連安保理に付託したいとの、アメリカの姿勢を重ねて表明しました。
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