ドイツのメルケル首相は、16日、ロシアのプーチン大統領とモスクワで会談を行いました。双方は、両国関係、エネルギー協力、イランの核問題及び先日のロシアとウクライナの天然ガスをめぐる争いについて意見を交わしました。
会談の後に開かれた記者会見で、プーチン大統領とメルケル首相は、それぞれ「ドイツとロシアの関係は、ドイツの指導者交代によっても変わることはない」と表明しました。
エネルギー協力について、メルケル首相は、「両国が共同で建設した北ヨーロッパ天然ガスパイプは、ヨーロッパにとって重要な意義がある」と述べました。
イランの核問題について、プーチン大統領は、「ロシアは、イランとロシア国内で合弁企業を設立し、イランのウラン濃縮研究に協力する。国際社会は、イランの核問題で慎重な行動を取るべきだ」と語りました。
なお、メルケル首相は、同日午後、モスクワ入りし、ロシア訪問を始めました。これはメルケル首相が就任してプーチン大統領との初の会談となります。
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