ロシアとウクライナは4日、ロシアのウクライナ向け天然ガスの価格と欧州への天然ガス通過料についても同意に達したことから、各国はこの両国の合意を高く評価しています。

　ロシアのプーチン大統領は当日、「ロシアとウクライナが天然ガス問題で合意に達したことは、両国関係の発展に積極的な影響を及ぼし、ロシアのEU加盟国向けの天然ガス供給に安定した条件作りをした」と述べました。

　ウクライナのユーシェンコ大統領は、「ウクライナは、欧州諸国にロシアの天然ガスを輸送する上でのすべての義務を履行する。ウクライナとロシア双方が交渉で示した高い政治的立場は、両国関係の発展にプラスとなる」と述べました。

　アメリカホワイトハウスのマクレラン・スポークスマンは、ロシアとウクライナの天然ガス問題での合意に歓迎の意を表し、「ロシアとウクライナの天然ガス摩擦の解決は、この地域のエネルギー分野における透明度と効率の重要性を物語っている」と述べました。

　EUのソラナ事務局長は、「ロシアとウクライナとの天然ガス摩擦の解決は、ウクライナ及び欧州のその他地域の安定し安全な天然ガスの獲得に保障を提供し、またロシア、ウクライナとEUとの関係発展に良好な条件を作り出した」と述べました。

　また、ドイツのグロス経済相も当日、ロシアとウクライナが天然ガス問題で合意に達したことに歓迎の意を表した上で、「ドイツは、国内のエネルギー開発に力を入れていく」と述べました。