ロシアがウクライナ経由の天然ガスの輸出を再開したため、いくつかのEU・欧州連合諸国は3日、天然ガスの輸入を回復しました。
ロシア天然ガス工業株式会社のクプルヤノブ・スポークスマンは3日、モスクワで「EU諸国への天然ガスの供給量を回復した」と発表しました。同日、スロベニア、クロアチアやイタリアなどの国は、相次いで、これらの国の天然ガスの輸入が普通のレベルに回復したと発表しました。
別の報道によりますと、ウクライナのユシチェンコ大統領とモルドバのウォロニン大統領は3日声明を発表し、天然ガスの問題でEUの斡旋を呼びかけました。EUの首席スポークスマンはこの日、「ロシアとウクライナの天然ガス価格をめぐる争いをすぐ解決する方法がない」と述べました。
フランスのフィリップ・ドストプラジー外相は3日、ロシアとウクライナはいち早く天然ガス危機を解決するよう呼びかけ、一方、イギリスのブレア首相のスポークスマンはこの日、「ロシアとウクライナの間の争いがイギリスの天然ガス供給に直接的な影響をもたらすことはない」と述べました。
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