パレスチナ武装勢力による襲撃を阻止するため、イスラエル軍は28日から、ガザ地帯北部のイスラエルに近いところで軍事隔離区を建設し始め、パレスチナ人の立ち入りを禁止しています。

　当日、イスラエルの軍用機がこの地区に大量のビラを投下し、夜6時までにこの地区から撤去するようパレスチナ人に求めています。当日の夜、ガザ地帯外部に集結しているイスラエル軍戦車はこの地区に対して数回にわたって砲撃しました。

　イスラエル側のこの行動に対して、パレスチナ自治政府のアッバス議長は談話を発表し、パレスチナ人のガザ北部への立ち入りを禁止することはパレスチナの領土を改めて占領する行為であると非難しました。