中国では、13日まで、15日間連続して高病原性鳥インフルエンザの発生は報告されていません。
これは、中国国家首席獣医で、農業省獣医局の賈幼陵局長が14日、北京で明らかにしたものです。今年に入って以来、中国の11の省と自治区で合わせて30件の高病原性鳥インフルエンザが発生しました。現在、その中の3つの地区では封鎖が解除されていません。
賈幼陵局長は「現在まで、中国では、8割の家禽は鳥インフルエンザ予防ワクチンを接種した。各地では、他の2割の家禽に対する免疫が集中的に行なわれている」と述べました。
現在、中国で確認された5人の鳥インフルエンザ感染症例は、3人が感染区に居住していませんが、これについて、賈幼陵局長は、中国は故意にこれら地区の感染を隠したのではないと表明し「疫病に感染して死亡した鳥と接触したほか、そのウイルスを携帯するわたり鳥及びその糞などと接触しても感染する可能性もある」と述べました。
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