ーー東アジアサミットはまもなく開催されるが、中日は一緒に東アジア協力を推進できるのか。
中国と日本が地域協力でそれぞれ長所をもち、ぞれぞれの優位性を行かして、共にアジアの一体化、特に東アジア協力を推進していくことができる。この分野で、中日両国が競合している或いは対抗しているような言い方には賛同できない。われわれはアジアの発展と繁栄のために、日本がもっと積極的な役割を果たすことを歓迎する。最も、中日関係が健全発展の道に戻れば、両国がアジアの将来に向けてもっと貢献できると思う。これは双方の利益に合致し、本地域と国際社会からも歓迎されるだろう。
ーー中国は北朝鮮やアジア隣国との関係をどうやって進めて行くのか。
中国は全ての隣国に対して、隣国と仲良くつきあい、隣国をパートナーとする善隣友好政策を取っている。朝鮮との間も同じだ。中国は他国の内政を干渉しない、朝鮮に対してもそうだ。中国は古い友人を大事にしており、友好隣国に困難があれば、支援の手を差し伸べる。中朝の間もこういう協力をしている。
ーーアメリカがアジア諸国との関係を強化して、中国を完全に包囲しよう、封じ込もうとしており、中米の間に新しい冷戦が始まるのではないかという説があるが、これをどう考えるか。
私は中米関係をそんなに悲観していない。冷戦が終わってからも、中米両国の共通利益はますます増えている。例えば、アメリカが最重視している反テロ、核拡散防止、経済の持続的発展など三つの分野で、中米両国はうまく協力している。なぜなら、中国の利益にも合うからだ。そして、中米関係を根本的に影響しうる台湾問題に関しても、緊密な対話を通じて、台湾独立に反対し、台湾海峡の安定を維持するという二つの共通点を見出した。
アメリカが中国を封じ込もう、包囲しようとするとは言っていない。むしろ、アメリカの指導者は度重なって、もっと自信ある、平和で、繁栄する中国を歓迎すると表明している。勿論、中国は封じ込められ、包囲される国でもない。アジアにこのような考え方に応じるような国もないと思う。
中米はアジアの場でも対話と協力を展開している。アメリカの高官は最近アジアにおける中国の利益を尊重すると公に言った。中国としても、アジアにおけるアメリカの伝統的影響と現実的利益を尊重する。中米はお互いに尊重しあう上で、本地域の平和と安定に努力していくだろう。
ーー在日米軍基地の再編問題についてコメントあるか。
それは日本とアメリカの間のことである。一方で、隣国としても、おのずと関心を持っている。もし日米軍事同盟の矛先が第三国に向けると問題になる。
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