中国東北地域の遼寧省は6日未明、高病原性鳥インフルエンザ対策に関する記者会見を開き、省内にある鳥インフルエンザ感染地・黒山県で全県封鎖を実施することを明らかにしました。

　3日、中国国家鳥インフルエンザ参考実験室の診断を通じて、遼寧省の黒山県では鳥インフルエンザの感染が確認されました。5日現在、黒山県では、鳥インフルエンザ感染はすでに15の郷鎮の一部養鶏場にまで広がっていたということです。

　感染発生後、遼寧省は、重大動物疫病応急試案を施し、緊急予防資金8500万元を拠出し、ワクチン6000本を提供し、動物防疫の専門技術者からなる300人の応急予備隊を組織しました。現在、感染地区の家禽類の処理や予防抑制作業を実施中だということです。