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欧州委員会のマンデルソン通商担当委員は4日、「WTOの新しい多角的貿易交渉は、いま非常に重要な時期にある。各側が譲歩しなければ、来月、香港で開かれるWTO閣僚級会議での交渉は失敗する恐れがある」と指摘しました。
マンデルソン委員はその際、「交渉参加各側は、論争を即時に中止し、交渉の全般状況に基づいて具体的行動を始めるべきだ。また最貧国を除く各側は譲歩すべきだ」と強調しました。
いま、WTOの新多角的貿易交渉、つまり『ドーハ・ラウンド』は、農業補助金問題で難航していますが、このほごEUの交渉代表を担当するマンデルソン委員が農業の輸入関税や補助金問題について提案を行ったものの、アメリカとオーストラリアなどの国は、貿易パートナーの要求にそぐわないとして、このEUの新たな提案を批判したということです。
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