イラクのジャファリ首相は31日、イラク政府の安全保障を維持するため駐留多国籍部隊の駐留期間を一年延長するよう国連安保理に要求しました。
国連の去年の6月の決議に基づき、イラク駐留多国籍部隊の任期は今年の年末に切れます。
これについてジャファリ首相は、延長の要求書簡を安保理に送り、「イラクの安全保障の力は、現在の国家の安全を保障できない。イラクは、より多くの時間で、人材の養成と装備の配置を行ってこそ初めて、国家の安全保障を維持する責任を負うことが出来る」と述べました。
国連安保理の10月の輪番議長国であるルーマニアのウングレアーヌ外相は、「安保理は今後の数週間に駐留軍の延長問題を討議しており、駐留軍は、引き続きイラクに駐留する可能性がある」と述べました。
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