シリアと米、英、仏、国連調査報告への反応、異なる国連安保理は25日、レバノンのハリリ元首相の暗殺に対する国際調査団の報告を聴衆しました。
報告では、「ハリリ元首相の暗殺案の調査作業はまだ完成しておらず、調査委員会は延期された任期内で調査を一層行う。調査作業の不足を補うため、シリア当局が暗殺案に対する公開で透明な調査を行うよう期待している」となっています。
アメリカ、イギリス、フランスは、25日安保理のその他の加盟国に決議案を示し、「国連の調査の中で全面的かつ、無条件で協力をすると共に、レバノンの内政に干渉しないようシリアに要求した。さもなければ経済あるいは外交面の制裁などを含む武力以外の措置を取ることを考える」と述べました。
これに対し、シリアは国連調査団の報告を拒否し、ハリリ元首相の暗殺について独立の調査を行います。シリアのバッシャール・アサド大統領もロシアのプーチン大統領と電話会談を行い、ハリリ元首相の暗殺に対する調査を一部の国がその他の目的のため利用しないことをロシアが保障するよう期待しました。これに対し、プーチン大統領は、「国際社会はこの地区で新たな緊張した情勢の出現を避けるため努力すべきである」との考えを示しました。
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