甕棺葬は埋葬習俗の一種で、今から6千~7千年前の仰韶文化(中国の新石器時代の文化で、母系制社会と考えられる)に早くから見られる。当時の人々は、子どもが特殊な死に方をした場合、霊を慰めるためその子を陶製のつぼの中に納め、住宅の周囲に埋葬した。発掘された漢代の墳墓の中には、国家一級クラスの文化財となるような副葬品もあった。これらの墳墓跡から、当時の武威市はすでに経済がかなり発達していたことがわかる。(編集YS)
「人民網日本語版」 2005年10月24日