イラク特別国会は19日、イラクのフセイン元大統領と旧政権幹部8人を初公判しました。これに対しイラク人の反応が異なっています。
一部のイラク住民は「この公判には政治的目的があり、公判のタイミングの選択は憲法の表決結果へのイラクと全世界の視線を移すようにする」と見ています。また一部の住民は公平の裁判を通じて、フセイン時代に弾圧された人々のために正義を主張することを期待しています。
フセイン元大統領の初公判ついてイラク各党派の評価も異なっています。スンニ派のイラクのヤワル副大統領はこれに対し論評を発表せず、「裁判は政治化させないことを期待する」との考えだけを表明しました。シーア派武装勢力の指導者・ハディ・アメリ議員は「公平に裁判すべきだ」と見ています。
報道によりますと、フセイン元大統領弁護士団のメンバー1人は20日バグダッドで正体不明の武装勢力に拉致されたとのことです。
|