中国共産党中央委員会台湾事務弁公室の李炳才副主任は20日、北京で、中国国民党中央政策会の曾永権執行長が率いる国民党訪問団と会見し、大陸住民の台湾観光の開放と旅客・貨物チャーター便の直接通航などについて意見を交換しました。
李炳才副主任はその際、「ここ数カ月、中国共産党と国民党は、両党の指導者が合意した方針の実現に努力したが、大陸住民の台湾観光の開放と旅客・貨物チャーター便の直接通航などの問題は、まだ実質的な進展を遂げていない」と述べ、今回の会談が、これら海峡両岸住民の共同の利益にかかわる問題の解決を促進することを期待しています。
これに対し、曾永権執行長は、「大陸住民による台湾観光を開放すれば、台湾の経済発展にプラスとなる」と認めた上で、「国民党は、台湾観光開放の実現に努力する」と表明しました。
中国大陸の観光・旅行担当部門は、台湾へ高官による代表団を派遣し、大陸住民による台湾観光の詳細について関連部門と協議する予定です。
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