中国の李勇財政次官は18日、北京で行われた「農村部での公共財政利用」国際シンポジウムで、「中国はこれから、公共財政の農村での利用を向上させる」と表明しました。

　シンポジウムの開会式で、李勇財政次官は、「中国は、財政構造の調整、税金や費用の徴収の改革、および農村の公共物の開発などの措置を取り、公共財政の農村での利用に力を入れる」と述べました。

　現在、13億もいる中国人口の中に、農村人口が大部分を占める一方、農村による公共財政の利用は不充分です。農村での公共財政利用が向上すれば、農村部の経済発展が加速し、社会の安定も促進されるとみられます。

　中国財政省、世界銀行、アジア開発銀行など内外の機関から100名余りの高官、専門家および学者がこの国際シンポジウムに参加したということです。