「欠陥のある自動車のリコール管理についての規則」が下達された後、中国政府は安全性の低い玩具や児童用品のリコール管理制度を検討している。先般、国家品質検査総局は「欠陥のある自動車製品のリーコル規定実施の年度報告」を発表した際に、これを明らかにした。

　中国はすでに世界の玩具製造のセンターとなっており、世界の70％の玩具は中国製である。統計データによると、8000余社の中国の玩具輸出企業が3万余種類の玩具・児童用品を製造し、100ヵ国・地域に輸出されている。玩具製品は中国の五大輸出製品となっている。しかし、中国製玩具は国外でリコールされるケースが時には発生しており、玩具生産企業ひいては中国の玩具産業に莫大な経済的ロスやマイナスの影響をもたらしている。

　国家品質検査総局筋によると、児童を保護し、玩具・児童用品の品質および玩具産業の国際競争力を引き上げるため、国家品質検査総局は国外の先進的な管理経験を参考とし、それを中国の法律システム、玩具産業の特色と結びつけて、機が熟せば、安全性の低い玩具製品をリコール管理の範囲に組み入れ、関連のあるリコール管理規定を下達することになっている。

「チャイナネット」