ウィーンで開かれているOPEC・石油輸出国機構の閣僚級会議は20日、10月1日から3ヵ月続けて、原油の現行生産枠を日量200万バレル引き上げると決定しました。これを受け、当日の国際市場の原油価格はやや下落しました。
OPEC閣僚級会議は「北半球がまもなく冬に入り石油消費が増える上、新しいハリケーンがメキシコ湾にあるアメリカの原油生産施設を襲う可能性があるから、この生産枠引き上げの決定は市場供給を確保するためである」としています。
当日ニューヨーク市場で、軽質原油の10月渡し先物価格は1.16ドル下落し、1バレル66.23ドルで取引を終えました。ロンドンの北海ブレントの原油先物価格は1.41ドル下落し、1バレル64.20ドルで取引を終えました。
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