中国の胡錦涛国家主席は18日午後、カナダ、メキシコへの公式訪問とニューヨークでの国連創立60周年のサミットの参加を終え、特別機で北京に戻りました。
胡錦涛主席は17日、カナダのバンクーバーでマーティン首相と再会し、マーティン首相の主催した送別会での挨拶で、カナダ政府の提示した『パシフィック・ゲートウェー』構想を賞賛し、「このことはカナダとアジア太平洋地域の経済、技術協力に重要な影響をもたらし、中国とカナダが貿易、エネルギー、鉱産物などの重点分野での協力により良好な条件を作り出すことができる」と述べました。
これに対し、マーティン首相は、「両国の戦略的パートナーシップを絶えず前進させていきたい」と応じました。
中国の李肇星外相は17日、バンクーバーで記者の取材に応じた際、「胡錦涛主席のこのたびの外遊は実り豊かな成果を獲得し、対話の強化、相互信頼の増進、協力の促進、共同発展という予期目標を実現し、良好な国際環境を作り出すことに必ずや良い影響を及ぼすことだろう」と述べました。
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