アメリカのライス国務長官は23日、アメリカを訪れた韓国のバン・キムン外交通商相と会談を行い、まもなく開かれる朝鮮半島の核問題を巡る第4回6ヵ国協議第2段階の会議について意見を交換しました。
アメリカ国務省が当日発表した声明は、「ライス国務長官とバン・キムン外交通商相は会談で、第4回6ヵ国協議第1段階の会議が進展を見せたと一致して考え、新たな会議を開催することを期待している。」と述べました。
同じく23日、朝鮮半島の核問題に関する第4回6カ国協議に参加しているアメリカ代表団の団長であるヒル国務次官補は、「まもなく始まる第4回6カ国協議第2段階の会議で、アメリカは、朝鮮が原子力の平和的利用の権利を持っていることを認めるという問題で柔軟的な態度を取る可能性がある」と述べました。
ヒル国務次官補はその際、「アメリカと他の各方面はすでに、朝鮮に一括的な提案を出した。その中には、朝鮮に民用エネルギーを提供することなどが含まれている。朝鮮が原子力の平和的利用の権利を持つかどうかという問題で、アメリカと朝鮮は意見の食い違いを持っているが、この食い違いは第4回6カ国協議の進展を阻むことはない」と述べました。
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