中国の調査会社・零点調査公司が今年1月、北京、上海、広州など7都市で、14歳から60歳の住民2252人を対象に行った訪問調査によると、約37%の住民が、将来は「DINK(ディンク)」の家庭がさらに増えると予想した。
ディンクは、英語の「ダブル インカム ノー キッズ」の略。1980年代に生まれ、欧米の先進国で流行した。その後中国にも輸入された。1990年代初め、出産適齢期に達しながら、子どもは要らないと公言する若者たちが、中国の大都市で現れはじめた。このような「ディンク家庭」の数は少しずつ増え、統計によると、中国のディンク家庭の総数は、1990年末にすでに60万戸を超えた。
今回の調査によると、学歴や所得が高いグループほど、ディンクの増加に同意する割合が高くなる。大学か専門学校以上の学歴を持つグループの42.2%が、未来の社会ではディンクが増えると考える一方、小学校卒業程度では、23%。
また月収5千元以上の高所得のグループでは、6割近い58.3%がディンクが増加すると考える一方、低所得者のグループでは26.1%だった。
「人民網日本語版」
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