パレスチナ自治政府のアッバス議長は19日ガザで「イスラエルの撤退は、パレスチナ人民が多大の犠牲を払って獲得したものだ」と表明しました。アッバス議長は当日、政府関係者と一般住民を率いて儀式を行い、イスラエルのガザからの撤退を祝いました。
アッバス議長はまた「ガザ地区からの撤退は第一歩に過ぎない。続いては、ヨルダン川西岸とエルサレムだ」と述べ、「イスラエルの撤退後、パレスチナの直面する重要な課題は、国土の保護と再建だ」と強調しました。
今現在、ガザ地区の21ヶ所のユダヤ人入植地のうち、18ヶ所は空いたほか、残る3ヶ所とヨルダン川西岸の4ヶ所の入植地は来週までに全部撤退することになっています。しかし、イスラエルとパレスチナは、一部の肝心な問題で依然と大きな食い違いを持っていることから、イスラエルは支配権を完全にパレスチナに渡すことを拒否しているということです。
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