中国工商銀行の姜建清行長(頭取)は16日、小企業の発展をサポートするため、10項目の措置を取る方針を明らかにした。また英スタンダード・チャータード銀行の中国地区リテール(小口)業務責任者の胡美霞氏は同日、大陸部企業向けに国際融資サービスを提供する計画を明かした。人民日報系の北京紙「京華時報」が伝えた。
7月末、中国銀行業監督管理委員会は「銀行の小企業向け融資の展開に関する指導意見」を発表し、商業銀行が、自主経営と損失・リスクの自己負担を前提に、小企業向け融資制度を推進するよう指示している。
これを受け、工商銀行は今後、未収金、在庫やその他物権を担保とし、根抵当権を設定する形での運転資金融資を積極的に展開していく方針だ。事業のための熟練技術やハイテク、特許等を持つ小企業に対しては、資金面でのサポートを積極的に提供する。国際貿易のための融資サービスのみを利用する小企業については、今後、与信限度額の査定は行わない。
一方、スタンダード・チャータード銀行は、独自のリスク・マネジメント方式に基づき、小企業向けの無担保融資サービスを提供するとしている。同サービスは、審査期間も比較的短くなる見通しだ。(編集KS)
「人民網日本語版」
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