中国の王光亜国連大使は15日、国連のアナン事務総長に書簡を提出し、チャドなどごく少数の国が12日、台湾の国連への「加盟」問題と「台湾海峡の平和維持における国連の積極的役割」という二つの提案を第60回国連大会の議事日程に組み入れることを要求したことに対し、中国政府の立場を表明しました。
王光亜大使は書簡の中で、「チャドなどの国の行為は『国連憲章』の主旨と原則を公然と踏みにじっている。中国の政府と人民は、中国の内政に粗暴に干渉する行為を強く非難し、これに断固たる反対を示す。国の主権と領土の保全を維持し、祖国の完全なる統一をいち早く実現させることは、台湾同胞を含む全中国人民の共通の意思と固い決意である。我々は、チャドなどの国がその主張などを変更し、『国連憲章』と関係決議を厳しく遵守し、台湾問題では、ほかの多くの加盟国と一致した立場をとるよう期待する」と述べました。
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