中国に生息する野生のジャイアントパンダは1985~88年の調査時には1100頭だったが、このほど行われた調査により現在は1596頭に増えたことが確認された。生息範囲は前回調査時に確認された1万3900平方キロから、2万3千平方キロに拡大した。国家林業局の趙学敏副局長が明らかにした。
趙副局長によると、林業部門による今回の調査で、1990年代初頭にジャイアントパンダとその生息地に関するプロジェクトを開始して以来、パンダの保護が大きく進展していることがわかった。1.5歳以下の子供を除く野生パンダの数は1596頭に達している。
パンダの人工飼育も着実に発展している。04年末現在、人工飼育パンダは163頭で、このうち人工繁殖で誕生したパンダは70頭を超える。自然界で生まれたパンダを人工飼育の主体とする時代は、ほぼ終了した。
「人民網日本語版」
|