国家林業局が5日発表したところによると、四川臥竜中国ジャイアントパンダ保護研究センターで3日、今年初めての双子のパンダが誕生した。母親は「英英」で、妊娠113日目の出産。1頭が午後8時ごろ、もう1頭が午後11ごろに生まれた。

　同センターは12年にわたる努力を経て、飼育パンダの繁殖の3大難題「発情難、受胎難、生存難」の解決に取り組んできた。現在は、センター内の生殖可能な雄パンダのうち、90％以上が正常に発情するようになり、生殖可能な雌パンダの85％が出産を経験している。子パンダの1年目の生存率は、5年連続で100％を達成。1991年から2005年まで、センターで飼育されているパンダは82頭に増え、国内で飼育されている数の半数余りになった。

　中国政府によるパンダ保護事業への重視の結果、パンダが直面する危機的状況はやや改善している。野生パンダの数も1590頭余りとなり、40％余り増えた。2004年末現在、国内の飼育パンダの数は163頭で、うち人工繁殖で誕生したパンダは70％を超える。（編集UM）

「人民網日本語版」