中国中央档案館(古文書館)が12日伝えたところによりますと、このほど、『中国侵略日本人戦犯の供述書』と題する本が北京で出版されました。これは中国が中国侵略日本人戦犯が自ら書いた自供書を始めて系統的に公表したものです。
この本は中国で裁かれた日本人戦犯45名の自供書の原文を複製印刷し、その内容を一切削除せず、日本軍の侵略戦争の事実を確実に反映しました。これは現在日本の右翼勢力が歴史を歪曲した教科書を編纂し、侵略戦争を美化している行為に対する有力な反撃です。
1949年、新中国の成立以来、千人以上にもなる日本人戦犯が接収、監禁されました。中国はその大部分を釈放し、その中の職責の高い、罪の行為の厳重な戦犯45名に対してだけ公開裁判を行ないました。その中には中国で殺し尽くし、焼き尽くし、奪い尽くすという「三光政策」を実施した元日本陸軍中将の鈴木啓久師団長などが含まれています。
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