西蔵仏教の活仏で、中国蔵(チベット)語系高級仏学院院長、甘粛省仏教協会会長を務める嘉木様・洛桑久美・図丹却吉尼瑪(ジャムヤン・ロサン・ジグメ・トゥプテン・チュキ・ニマ)中国仏教協会副会長は9日、甘粛省甘南蔵族自治州夏河県の拉卜楞(ラプラン)寺で宗教儀式を主宰し、同寺の伝統に従い3人の候補者の1人を、活仏であるグンタン・リンポチェ6世の生まれ変わり(転生霊童)と認定した。認定を受けたのは、甘粛省甘南蔵族自治州合作市佐蓋曼瑪郷で2002年に生まれた貢保東智という名の男児。
甘粛省人民政府主管部門の担当者は10日、グンタン・リンポチェの転生認定を行う甘粛省仏教協会の指導チームの第9回会議で、グンタン・リンポチェ6世の転生霊童の認可に関する返答を発表した。
甘粛省仏教協会は2000年の6世グンタン・リンポチェ活仏の死去後、省仏教界の高僧からなる指導チームを組織。同チームは甘粛・四川両省で計3回、3カ月以上に及ぶ転生霊童探しを行った。また、宗教的な伝統に従い、嘉木様副会長が計7回の宗教儀式を主宰し、条件を満たす子供1400人余りから、転生霊童を探しだした。(編集NA)
「人民網日本語版」
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