中国人民銀行(中央銀行)の上海本部がこのほど設立され、10日に上海市でプレート除幕式が行われた。
中国人民銀行上海本部は、既存の上海分行(支店)を土台にして設立された。北京の総行(本店)と有機的なつながりを持ち、総行の指導と委託を受けながら業務を展開する。人民銀の具体的業務の一部を担うとともに、ある程度の管理業務も担当する。
プレート除幕式に出席した同行の周小川行長(総裁)は次のように述べた。
経済の市場化レベルの向上や科学技術の発展、交通の利便性により、金融に大きな影響が生まれており、中央銀行総行の調整職能やサービス職能には、新たな、より高い要求が突きつけられている。また、現在では、強力な金融センターを持つかどうかが、一国の国際競争力を図るものさしとなっている。中央銀行は通貨政策、マクロ調整、金融市場、金融の安定などの任務を背負っており、当然ながら客観的な法則性に従い、金融センターを核に自身の機能を改善する必要がある。また、中央銀行としてのさまざまな業務を金融市場で展開しなければならない。今回の上海本部は、こうした情勢とニーズによって設立された。(編集KS)
「人民網日本語版」
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