アメリカ軍のリチャード・マイヤーズ統合参謀本部議長とラムズフェルド国防長官は9日、「現在、アメリカ軍がイラクから大規模に撤去するタイムテーブルを確定することができない。これはイラクの安全情勢と政治プロセスの発展及びイラク治安部隊の能力に応じて決まることだ」との意向を表明しました。
マイヤーズ統合参謀本部議長は当日行われた記者会見で、「アメリカ軍は、来年イラクから撤退し、イラク治安部隊に安全保障を徐々に引き継ぐことで検討している」と述べました。
一方、ラムズフェルド国防長官は同じ記者会見の席上、「今年下半期に、イラクは憲法の国民投票と総選挙を行う計画なので、イラクの暴力事件は一層エスカレートするだろう」と述べました。
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